■のぞき見2 質屋で宝石・宝飾品。

「ダイヤモンドの査定というのは、みなさんが想像している以上に幅広い知識と長い経験が必要になるんです。

2年や3年で間違いのない査定ができるようにはなりません。

質屋における査定を行うにはCGJ(全国宝石学協会)やFGA(英国宝石学協会)、さらにはGGJ(ジェム グレーダ オブ ジャパン)などの資格をもっているスタッフが必要になるんです。

参考サイト:全国宝石学協会

質屋が取り扱う宝石や宝飾品の量・規模にもよりますが、中規模クラスなら3人~5人、大規模になると7人~10人以上の有資格者・熟練者の常駐が必要になります」。

「とくにダイヤモンドという宝石は、査定経験が長ければいいというだけではなくて、定期的な品定めのための更新研修のようなものが必須になるんです。

その道の権威といわれる先生のところに出向いて、ダイヤモンドの最新事情やトレンド、それに対応した査定方法を学んできます。

さらにマガイモノや裏の闇ルートの流通市場などもありますから、そういったものもレクチャーを受けます。

必要であればアメリカ、ベルギー、アラブなどの現地まで行って、実際にこの目で事情を探ってくることもあります。

質屋は査定能力が生命線ですから」。

「宝石の基本でもありますが4C、すなわちカラット、カラー、クラリティ、カットがもたらす輝き・蛍光性以外の価値評価も、ときとともに変化することがあります。

ダイヤモンドをはじめとする宝石にもトレンドがあって、それを形成しているインパクトのある要因とは何かを知ることで、質屋での査定にも新しい視点をもって臨むことができます。

またカットに対する考え方や評価も、日米欧などの地域で違いがあります。

ヨーロッパはスカンジナビア基準であり、アメリカはGIA基準です。

さらにカラット、カラー、クラリティなど、欧米人と日本人では、そこにもっている好感度にも差異があります。

質屋とはいえグローバル市場を見据えた取引ですから、昔も今も視野は広角です」。

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